故人と甥の関係にある方から遺品整理の依頼でした。
結婚することもなく、ずっと一人暮らしとのことでした。
作業費用はこの甥の方が払うとのことでした。
現場調査時、この甥の方が「不謹慎な話になりますが、現金化できる貴金属等の金品類は出てきそうですか?正直、負担が小さくはないので」と打ち明けてくれました。
質素でブランド品とかない部屋を見て、経験から私は「正直にお話します。この様なお部屋の場合出てくる可能性は高くありません。特に男性の一人暮らしの場合、貯金を持っている方も少ない傾向ですので」とお伝えしました。
そして作業を開始し、小銭や書類、印鑑や携帯電話を取り置き、書類を精査していると保険証書。
この様な場合、一番多いのは受取人は母親とか既に亡くなっている方になっているケースです。
受取人を確認すると甥の方のお名前!!
しかしまだ焦ってはいけません。保険期間が切れていることもあるからです。
・・・・・切れていない!!
そして金額・・・¥100000000−
なんでも鑑定団でも見ない金額に驚きました。
しかし疑問が。それは、なぜ?ということ。
そして出てきた考察は、亡くなったこの方は担当していた保険の方を気に入っていたのではないか?ということでした。
なにはともあれ甥の方に連絡すると、やはり驚きの「えっ!?!?なんで!?」
考察をお話すると、「そうかもしれません。通夜にもお越しいただいていました」とのことでした。
責任を持ってしっかり対応しようとした甥の方に保険の女神様が微笑んだ話でした。
保険の名義変更はお早めに。